タイトル | : バージョン表記について補足 |
記事No | : 15566 |
投稿日 | : 2012/08/09(Thu) 17:55 |
投稿者 | : 魔界の仮面弁士 |
6.0.8169 の 2 つ目の「.」を省略して 6.08169 としてしまい、さらにそれを 小数表記と誤解して 6.08 に丸めてしまった…といったところでしょうか。
今後は VB6 あるいは VB6.0 という形式で表記してみてくださいね。
> 省略されたのではなく、完全な カンマの記入位置の間違いが原因であり(省略ではなく、間違い) 正確には、カンマ(,)ではなく ピリオド(.)です。
# オランダ・ドイツ・フランス・イタリア等では「,」が小数点記号であることも手伝って、 # 日本でも 0.2 を「ゼロ カンマ ニ」などと読む習慣が一部に残っていたりはしますけれども。
> 通常 Visual Basic のバージョンを明記する場合は、IDE 上のメニューのヘルプから 念のために補足しておくと、IDE というのは VB の開発環境のことを指します。 統合開発環境(Integrated Development Environment)の略ですね。
-- 以下、バージョン番号に関する蛇足 --
・VB のバージョン表記( 6.0.8169 とか)は、Major.Minor.Build の意味で区切られています。 人に伝える場合は、Major あるいは Major.Minor 程度までで充分でしょう。
・ちなみに、自分で作成するアプリにバージョン番号を埋め込みむこともできます。VB6 では、 プロジェクトのプロパティにある[実行可能ファイルの作成]タブから設定できます。
・Major.Minor.Build という区切りは、必ずしもすべての製品に当てはまるわけではありません。 たとえば .NET 製アプリでは、Major.Minor.Build.Revision の 4 つに区切られています。 (参考例: http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms973869.aspx )
・一部の製品では、製品名としてのバージョン表記と、DLL等のバージョン表記に ズレがあることがあります(たとえば Windows 7 の内部バージョンは Ver 6.1 です)。 そのような場合には、製品名としてのバージョン表記を伝えると良いでしょう。 (参考例: http://support.microsoft.com/kb/269238/ja )
・バージョン表記は数値であるとは限りません。たとえば 4.0.950B のように、 数字以外の文字が含まれる製品もあったりします。VB6 では数値のみですけれどね。 (参考例: http://support.microsoft.com/kb/232652/ja )
・Microsoft 以外では、上記以外のバージョン管理をしていることもあります。たとえば 2003/02/11 リリースの製品に対して、日付をそのまま当てはめて 2.3.2.11 という バージョン番号が付けられる場合などです(BASP21.DLL など)。
・いずれのパターンにおいても、「Version 6.0.8169」を省略する場合は 「6.0」「6」などのように、後続のピリオド単位で削るのが一般的です。 値を丸めたり切り捨てたりして、「6.0.8200」とか「6.0.8」とか「6.08」などと 記述してしまうと、別のバージョンであると誤解されやすいのでご注意ください。
・よく分からない場合は、省略せずにそのまま転記するのが確実です(やや冗長的ですが)。
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