投稿日 | : 2002/10/09(Wed) 20:29 |
投稿者 | : A221 |
Eメール | : |
URL | : |
タイトル | : Re^5: SQLServerへの接続 |
SQLServerセットアップCD内のBooksOnlineで引くと詳細に書いてあります。
長いので少し省略しつつ抜粋です。
--------------------------------------------------------------------
名前付きパイプによるクライアント接続
ここでは、IPC メカニズムとして名前付きパイプを使用しているときに、
ネットワーク接続をテストする方法を説明します。
名前付きパイプ接続を検査するには
クライアント ワークステーションのオペレーティング システムのコマンド プロンプトで、
以下のように入力します。
net view \\servername
net view を使用するとき、servername には接続先のサーバー名を指定します。
たとえば、名前付きパイプ クライアントとサーバー名 \\SEATTLE1 の間の接続を検査するには、
クライアントで以下のように入力します。
net view \\SEATTLE1
接続がオープンされた場合は、出力は以下のようになります。
\\SEATTLE1 の共有資源
SQL Server
共有名 タイプ 使用 コメント
----------------------------------------------------
PUBLIC Disk Public Files
コマンドは正常に終了しました。
サーバーの名前付きパイプへの接続を検査するには
コマンド プロンプトから以下のように入力します。
net use \\servername\IPC$
net use を使用するとき、servername には接続先のサーバー名を指定します。
たとえは、次のように指定します。
net use \\SEATTLE1\IPC$
コマンドは正常に終了しました。
クライアント ワークステーションとサーバー間の接続がオープンされたにもかかわらず
Microsoft® SQL Server™ に接続できない場合は、makepipe および readpipe
ユーティリティを使用して、ネットワークおよびローカルの名前付きパイプをテストします。
SQL Server には、ネットワーク上の名前付きパイプの整合性をテストを支援する目的で
設計されたユーティリティが 2 つあります。makepipe および readpipe ユーティリティは、
クライアントとサーバーの構成要素の両方をインストールするときに、
同時にインストールされます。
これらのユーティリティには、実行対象のオペレーティング システムによって
異なるバージョンが存在します。
makepipe は、Microsoft® Windows NT® 上で動作します。
readpipe は、Windows NT、Microsoft® Windows®、および MS-DOS® 上で動作します。
テストするオペレーティング システムに適したバージョンを使用してください。
Windows で動作するバージョンは readpipe という名前です。
SQL Server ツールをインストールすると、readpipe は \Msqql7\Binn ディレクトリに格納されます。readpipe 用のアイコンは作成されません。
ネットワークの名前付きパイプ サービスの一貫性をテストするには
サーバーのオペレーティング システムのコマンド プロンプトで、以下のように入力します。
makepipe
makepipe ユーティリティは、以下の情報を返します。
Making PIPE:\\.\pipe\abc
read to write delay (seconds):0
Waiting for Client to Connect...
SQL Server は、クライアントが接続されるのを待ちます。
クライアント ワークステーションのオペレーティング システムのコマンド プロンプトで、
以下のように入力します。
readpipe /Sserver_name /Dstring
readpipe を使用するとき、server_name は makepipe が起動された SQL Server の
ネットワーク サーバー名です。string はテスト文字列です。
文字列にスペースを含む場合は、文字列全体を二重引用符で囲む必要があります。
/S とサーバー名の間、および /D と文字列の間にスペースは含まれません。
たとえば、MYSERVER という名前の SQL Server システムに接続するには、
以下のいずれか 1 つを入力します。
readpipe /Smyserver /Dhello
readpipe /Smyserver /D"hello there"
readpipe /Smyserver /D'hello there'
最初の 2 つの readpipe ステートメントで指定された文字列は同じように扱われます。
ネットワークの名前付きパイプ接続が確立されると、クライアント ワークステーションは
以下の情報を返します。以下の情報は、それぞれ上記の readpipe コマンドに対応しています。
SvrName:\\myserver
PIPE :\\myserver\pipe\abc
DATA :hello
Data Sent: 1 : hello
Data Read: 1 : hello
SvrName:\\myserver
PIPE :\\myserver\pipe\abc
DATA :hello there
Data Sent: 1 :hello there
Data Read: 1 :hello there
SvrName:\\myserver
PIPE :\\myserver\pipe\abc
DATA :hello
Data Sent: 1 : 'hello
Data Read: 1 : 'hello
ネットワークの名前付きパイプ接続が確立できた場合は、makepipe ユーティリティからは、
以下のような情報が返されます。
Waiting for Client to Connect...
Waiting for client to send... 1
Data Read:
hello
Waiting for client to send... 2
Pipe closed
Waiting for Client to Connect...
Waiting for client to send... 1
Data Read:
hello there
Waiting for client to send... 2
Pipe closed
Waiting for Client to Connect...
Waiting for client to send... 1
Data Read:
'hello
Waiting for client to send... 2
Pipe closed
Waiting for Client to Connect...
この時点で、SQL Server はクライアント接続を待ちます。
readpipe ユーティリティを別のワークステーションから実行できます。
テストが完了したときは、makepipe ユーティリティを実行しているサーバーで、
Ctrl + Break キーまたは Ctrl + C キーを押します。
テスト結果が手順 2 と異なる場合は、ネットワーク上で名前付きパイプ接続を使用できません。
IPC メカニズムとして名前付きパイプ接続を使用する場合は、
名前付きパイプが利用できるようになるまで、クライアントは SQL Server に接続できません。
これらのユーティリティは、名前付きパイプを開き、使用しようとします。
名前付きパイプ接続は実行しません。