VB6.0用掲示板の過去のログ(No.1)−VBレスキュー(花ちゃん)
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投稿日: 2003/07/14(Mon) 14:59
投稿者魔界の仮面弁士
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タイトルRe: WEBプログラミング(?!)

どこまで理解されていて、どこで詰まっているのかがわからなかったので、
とりあえず概要だけ説明します。(細かい用語の説明等は省きます)


そもそもWebアプリケーションと一口に言っても、そこには何種類かの形態があり、
その中のどの部分にVBを使うかによって話はかわってきます。
例えばVB6の場合は、以下のような形態がよく使われます。

まず、サーバ側で動作させる場合ですが、この場合は以下のような形態が考えられます。
 ・IISアプリケーション
 ・Webサービス(主に、SOAP Toolkitを利用します)
 ・DCOM
 ・COM+
いずれにしても、基本的には、ActiveX DLLとしての開発となります。

この場合、サーバ側でVBのプログラムを動かしたいなら、Windows版のASPが必要になります。
Windows以外のASP(Linux上でChili!Soft ASPを動かす場合など)では、VBは利用できません。
(ただしサーバーを選ぶ分、クライアント側はWindows以外の環境であっても対応させる事ができます)

# なお、ASPを利用可能なサービスとしては、
#    http://www.hosting-link.ne.jp/
#    http://www.net-web.jp/
# などがあります。


> サーバー(Nifty)にdata(XLS型式)を置いてブラウザーから対話式に条件を設定。
Niftyとなると、ASPサーバは利用できないと思いますので、
VBで作ったアプリは、クライアントPC上で動作させる必要がありますね。

この場合、利用側はWindows環境でなければいけませんが、先ほどとは逆に、
サーバー側はWindows以外であっても大丈夫です。


クライアントPCで動作させる場合、2つの選択肢があります。1つはブラウザを利用するという方法、
もう1つは、その他のリッチクライアント(例えば、VB製標準EXEなど)を利用するという方法です。

前者の場合、利用側はInternet Explorer 3.01以上が必要となります。
ただ、古いIEにはいろいろと制限がありますので、実際にはIE6固定と思った方が良いでしょう。

後者の場合、Webサーバとの通信にはhttp(もしくはhttps)を使うことになりますが、
その上でやり取りされる情報は、必ずしもHTML形式のテキストになっているとは限らず、
むしろ、SOAP・XHTML・XML・もしくは独自のデータ形式となっている場合が殆どです。


表現度が高いのは、後者の方法です。

例えばcgiなりASPなりJSPなりで、条件を指定するとCSV形式のテキストデータを
返すようなWebページを作るとします。これを、VB製EXEなどで受け取り、
グラフ化して表示させたり、あるいは、MSHFlexGridなどで表示させる事もできます。
また、データを編集して、Webサーバ側に送り返す(POSTする)という事もできます。

あるいはCSVの替わりに、最近出てきたWebサービスの形にする、という手もあります。
(このために、Microsoftから SOAP Toolkit 2.0 というツールが提供されています)
また、サーバ側がASPの場合は、ADODB.Recordsetを直接受け渡す事も可能です。


一方前者の場合は、主にActiveXに頼る事になります。この場合は、
 ・ActiveXドキュメントDLL
 ・DHTMLアプリケーション
 ・AcitveXコントロール
 ・ActiveX DLL(データコンシューマ)
などを利用する事になります。

# 最後のデータコンシューマとは、IE4以上のDHTML(MSHTML)がサポートしている
# 「データバインド機能」と一緒に使うための物です。


> VBのアクティブドキュメント
ActiveXドキュメント、の事ですね。

> DHTML
これは、技術名としての「Dynamic HTML」の事ではなく、VB6の
「DHTMLアプリケーション」の事でしゅおか?

> (もう1つ有りますが敷居が高そうなので断念)が
# どれの事だろう?(^^;


> exe、dllが作製できますがHP(HTML)から関連づけてもDLを促されるだけです。
ActiveXドキュメントの場合は、自分のPC上で実行させるために、VBDファイルを
ブラウザで開くだけで済むのですが、それをWebにアップロードさせて使う場合は、
ディストリビューションウィザード(など)を使ってやらなくてはいけません。

ディストリビューションウィザードの場合は、「配置」ボタンを押してから、
「Webに配置」を選択していってください。
# セットアップウィザードを使っている場合は、「インターネットダウンロードセットアップを作成」
# という項目があったと思います。


> dataを折れ線で表示したり演算結果を表示するページをVB6で作りたいと思っています。
VBに拘らなくても良いのであれば、VMLでグラフ表示するという手もあります。
(この場合は、データをXMLにしておくと、扱いが楽になるかも)


VMLで図形(グラフ等)を描くサンプル
http://www.projectkyss.net/vml_svg/vml_svg_sample.htm
http://www.microsoft.com/japan/msdn/columns/dude/dude060799.asp
http://www.microsoft.com/japan/msdn/columns/webteam/webteam07022001.asp
http://tohoho.wakusei.ne.jp/wwwvml.htm

VMLの仕様
http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/workshop/author/vml/REF/default.asp
http://www.doraneko.org/misc/vml/vml.html


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