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投稿時間:2003/07/31(Thu) 22:49
投稿者名:海路
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OCXファイルの使用法
いつもお世話になっております。
現在、アプリケーションの修正を行っておりますが、VB6.0より立ち上げようとしたところ、
OCXファイルに関して、「このコンポーネントのライセンス情報が見つかりません。
デザイン環境でこの機能を使うために必要なライセンスがありません。」というエラーが
表示されました。

調べてみたところ、「xKana.ocx」および「Threed32.ocx」というファイルがありませんでした。
「xKana.ocx」に関しては、サーバーよりコピーし、以下の作業を行いました。

@xKana.ocxを"regsvr32 ファイル"で登録
A参照設定より参照
Bボタンに該当コントローラは表示されるが、貼り付ける際に上記のエラーが表示
CxKana.ocxを"regsvr32 ファイル /U" でレジストリ設定より削除
D@で使用したocxファイルを再登録

E・・・以下、上記A以降の作業を繰り返し。

修正するアプリケーションは、デスクトップ上にフォルダを作成し、
そのフォルダ内にプロジェクトファイルおよびxKana.ocxを入れ、
参照設定では、そのファイルを参照させている状態です。
(本来は、System32フォルダ直下にコピーすべきかと思うんですが、
横着してます。)

「Treed32.ocx」は会社の環境になく、自宅の環境にはあったのですが、
自宅のファイルをそのままコピーし、会社の環境で使用すると、
やはり問題がありますか。

環境は、Windows2000(SP3), VS6.0Enterprise Edition(SP5)です。
余談かもしれませんが、自宅の環境はWin98SE, VB6.0Professioal Editionです。

何卒、ご教授よろしくお願いいたします。

投稿時間:2003/07/31(Thu) 23:30
投稿者名:魔界の仮面弁士
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Re: OCXファイルの使用法
VBをお使いの方であれば、「ランタイムライセンス」(もしくは「実行時ライセンス」)という言葉を
聞いた事があると思います。

実はこれらとは別に、「デザインタイムライセンス」(もしくは「開発時ライセンス」)と
呼ばれるものも存在しています。


これは例えば、市販のActiveXコントロールなどにおいて、

・開発者(ライセンスの保持者)は、そのコントロールを第3者に再頒布する事ができる。
・頒布を受けた第3者は、そのコントロールを使ったEXEを実行させることができる。
・しかし第3者が、そのコントロールをVB開発環境等で使うことはできない。

というような状態を作り出すために必要な物となっています。

デザインタイムライセンスは、通常、ファイルまたはレジストリ上に記述されており、
それが無い環境では、VB開発環境上(あるいは、OfficeやIEなど)で
使用する事はできないように制限されます。

(ちなみに、exeにコンパイルした場合は、exe内部にライセンス情報が埋め込まれます)


> 調べてみたところ、「xKana.ocx」および「Threed32.ocx」というファイルがありませんでした。

xKana.ocx というのは聞いた事が無かったのですが、google で検索してみたところ、
それは、コムラッド社が市販している『FormDesigner』という製品に含まれる、
『フリガナ専用テキストコントロール』という物のようですよ。
http://www.comrade.co.jp/package/fd4.htm


> 「xKana.ocx」に関しては、サーバーよりコピーし、以下の作業を行いました。

上記の FormDesigner という製品は、デザインタイムライセンスだけではなく、
ランタイムの頒布にも一定の料金が発生する事になっているみたいです。ですから、
自社のサーバ上に置いてあったからといって、それを勝手にコピーするというのは、
問題のある行為だと思いますよ。

海路さんの分(そして、他の開発者の人数分)のライセンスを購入してあるかどうかを、
管理者の方に問い合わせる事をおすすめします。


一方、Threed32.ocx というのは、「3Dコントロール」と呼ばれるもので、
これはVisual Basicに付属しているコンポーネントです。こちらは、
(VB開発環境のライセンスを持っているなら)使用することができます。

VBのCD-ROM内に、そのコントロールが含まれていますので、探して見てください。
CD-ROMの中のドキュメントに、デザインタイムライセンスの登録手順が記されています。
(VB開発環境時のセットアップ時にはインストールされないので、手動で登録する必要があります)


ただし、3Dコントロールは、VB4の頃までは現役で使われていたのですが、
現在ではサポートされていないコントロールです。VBのCD-ROM内に収録されているのは、
古いプロジェクトの移行作業用の、互換性維持のための処置とされています。
ですから、そのコントロールを新規開発で使用する事は、あまりおすすめできません。

もし、3D表示のコントロールが欲しいのであれば、『ActiveThreeD』という製品が
市販されていますので、こちらに乗り換える事をおすすめします。
http://www.grapecity.com/japan/support/database/P1_76.htm

(3Dコントロールは、ActiveThreeDを機能限定版としてMicorsoftへOEM供給された物だそうです)

投稿時間:2003/08/01(Fri) 00:37
投稿者名:海路
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ありがとうございます。
魔界の仮面弁士さん、ありがとうございます。
もともとVBに付属しているOCXとそうでないものの区別を
付け、その上で正しく利用する事が必要なのですね。
ライセンスに関しては後日、確認を取ってみます。
内容が内容だけに、後日この記事を削除するかもしれませんが、
その際は、何卒ご了承下さい。